Numero6の魅力を語る

人気スタイリストが語る「大人が欲しい至極の白T「Numero6」の魅力

「大人が欲しい至上の白T」を目指し、こだわりを満載して仕立てたニュメロシスの白T。

果たして、こだわり派の白T好きはどんな風に受け止めてくれているのでしょうか。

ファッション業界に身を置き、自他ともに白T好きとして知られるスタイリストの葛西信博さんと

ファッションユーチューバーとしても活躍中のOVY代表 大藤勇矢さんをゲストに迎え、ディレクターの髙橋と語り合ってもらいました。

 

 

ファッションスタイリスト

葛西信博さん

10代からファッション業界に身を置きバイヤーやプレスを経験。
現在は、雑誌「Safari」を筆頭に俳優やアスリートなど著名人の衣裳を数多く手掛けている。
Numero6のローンチにあたって制作したLookのディレクションも担当。
様々な業界のプロフェッショナルをモデルとして起用し注目を集めている。

 

 

 

 

 

 

「OVY」代表取締役

大藤勇矢さん

海外でのスタイリスト経験やトップセールスであったセレクトショップでの販売経験を生かし、パーソナルスタイリングサービス「OVY」を設立。

2021年にはオリジナルブランド「OVY」をローンチし、多くのブランドのディレクションでも手腕を発揮。

YouTubeチャンネル「YUYA OFUJI CHANNEL」では、30〜40代の男性に向け、ファッションの楽しみ方を提案。

 

 

Numero6ディレクター
髙橋直樹


10年以上アパレルOEM会社に勤務し、

様々なマーケットのモノづくりに携わる。

多くの生産知識と工場背景を活かし、

2021年4月 究極のTシャツブランド「Numero6」を創業

 

 

 

 

 

 

●ニュメロシスのどんなところに特別感を感じますか?

 

髙橋:葛西さんと大藤さんには、ニュメロシスのTシャツを実際に愛用していただいているのですが、まず率直にどんな印象をお持ちかお聞かせいただけますか?

葛西:僕がまず「これいいなぁ」と思ったのは、コットンポリという生地の組成。

というのも、僕らは2000年代始めにテック系を通過している世代だから。
ナイキのクライマフィットのような機能素材に慣れ親しんできたので、こういう組成に親しみを感じちゃうんですよね。

サラッとした着心地だから、これからの季節にちょうどいい。ジムにも行く人やワーク系の仕事の人にも響くんじゃないかと思いました。

あとこの価格帯だから、今すぐ着替えたいって思ったときに気軽に買えちゃう。

僕はスタイリストという職業柄、割と動くことが多いので、汗をかいたら着替えたくなってしまうんですよね。

だから、バッグの中にTシャツをもう一枚仕込んでいたりするんです(笑)。

 

髙橋:そうですね。ドライタッチな素材感はNumero6のポイント。吸水速乾性にも優れています。

 

葛西:ちなみに、どんな経緯でこのコットンポリという素材に行き着いたんですか。

 

大藤:それは、僕も気になりますね。

 

 

髙橋:とある工場さんとの商談で、これの前身となる生地を見せていただいたのが出会いのきっかけです。

生地自体はこれより薄手でしたが、担当していただいている方が「実はこれ、もう1年くらい着ているんですよ」とおっしゃっていて。

でも、生地はまったくよれていなくて状態もよかったので、全然そう見えなかったんです。

ただ、それはどちらかというと肌着寄りの薄さだったので、一枚で着られる厚みにしたらメチャメチャいいじゃないですかということで盛り上がって。

それがたまたまコットンポリだったのですが、この組成がTシャツ自体の形状維持をしてくれる要因でもあるんです。

 

大藤:僕の場合も白Tはコットン100%しか選択肢がないと思っていたので、この組成が逆に新鮮でした。

僕に限らず、ファッション業界の多くの人たちにとってもおそらく“綿100”がデフォルト。

だから、ヘタらずに長く着られるというのはある意味、夢の話だと思っていました。

 

髙橋:完全に劣化しないわけではないのですが、綿100%と比べると劣化しにくいのは確かですね。

 

大藤:実際、僕のYouTubeチャンネルやインスタライブにいただくコメントでも、「ニュメロシスを買いました。洗ってもヘタらないですね」というようなコメントがバンバン入ってきたりしています。

だから僕を含め、実際に着てらっしゃる方は良さを実感しているんじゃないかと思います。

あと、それとは別に、パック入りにしたのはどうしてなのかなというのも気になりました。

打倒ヘインズなのか、どうなのかなって(笑)。

 

髙橋:これは、ローンチの段階で購入できる場所がECメインになるということで考えたもの。

商品が手元に届いたときに普通の透明の袋だと、やっぱり味気ないと思いまして。

キャッチーでインパクトのあるパッケージにした方が届いたときにテンションが上がるかもしれないし、気持ちも伝わるかなということでこのパックT風のデザインに辿り着きました。

 

葛西:今って、こういう佇まいの安いアメリカもののTシャツを置いている店って少なくなったじゃないですか。いわゆるアメ横的な。

ディッキーズとかもそうですけど、最初はアメリカのKマートとかで見つけて「うわこれ、17ドルだから全部の色買っちゃおう」みたいな(笑)。

僕はそういうところからファッションに興味を持ったので、その意味でも親しみを感じます。

 

大藤:確かにそういった感覚を味わえる服やカルチャーって今、日本にはあまりないですよね。

ニュメロシスは、せっかくこの価格帯でパック入りというスタイルでやってきているので、方向性としてはヘインズやディキーズのような身近な存在として認知されて、みんなに愛され続けられるブランドになっていってほしいですね。

 

髙橋:そういっていただけると嬉しいです。まさにそんなブランドを目指したいですね。

 

他の白Tとの違いって、どんなところに感じますか?

 

髙橋:ところで葛西さんと大藤さんは、どんな白T遍歴をお持ちなんですか?

 

大藤:僕もTシャツ自体はアメリカから入って、ヘインズのパックTを着始めたのが中学生くらい。

当時は古着が全盛期で年齢的にも手を出しやすかったのですが、実際に着出してみると生地が薄いとかヘタりやすいといったネガティブポイントが増え出して。

それで高校生になってアメリカのヒップホップの流れが入ってきてからは、プロクラブに移行することに。

ヘインズとは真逆のオンスのあるものを2XLで着るみたいな感じになって、そこからプロクラブ時代は結構長かったですね。

でも、さすがに社会人になってからはそんな格好をしていられないというのもあり、レッドキャップのような様々なブランドを、自分の原点と時代感をすり合わせながら着てきたという感じです。

 

葛西:大藤さんは、ご自身でもオリジナルの白Tを作っていますよね。

 

大藤:そうなんです。オリジナルの白Tは、僕自身がヨーロッパに行っていた時期があるということもあって、欧州から見たアメリカというコンセプトで作りました。

ヨーロッパにしかない繊細さと、アメリカにしかない男らしさをうまく掛け合わせられないかという意識を落とし込んでいます。

そういった白T遍歴なので、ニュメロシスのような選択肢は自分の中でこれまでなかったもの。

でも、だからこそこの快適さと着こなしやすさを知ったことで、新しい引き出しができたという感覚があります。

 

葛西:一週間のうち、絶対に1日はこれを着てみたいという感じですよね。

 

大藤:まさにその感覚です(笑)。

 

 

葛西:僕の白T遍歴も、入り口はやっぱりアメリカ。B-3やライダースの中に、真冬でもヘインズの白Tだけを着るみたいなところからです。

実際やってみると耐えられないくらい寒いんですけどね(笑)。

その後、ミラーの白TをチビTみたいにピチピチで着ていた時代もあります。

で、90年代後半くらいになると、ジョルジオ アルマーニやプラダといったハイブランドの白Tを頑張って買って着てみたり。

Tシャツを着るときって、グラフィックで自分のカルチャーを表現したいという気持ちもあるじゃないですか。

その一方で、他人に対して極力、情報を与えずにシルエットで見せていくというのが白T。

これまでいろんな白Tを着てきましたが、そういうミニマルなTシャツの着方というのはずっと好きだったかもしれません。

そうしたシルエット的なことでいうと僕の場合、ニュメロシスはXLがちょうどいい。

なんかこう無理がないシルエットバランスなんですよね。

例えば僕がプロクラブをXLで着たりすると、ちょっと着丈が長すぎじゃない!?っていう印象なんです。

腰穿きしたパンツにTシャツの着丈が自然と合う、というような着こなしを僕自身が経験してきていないというのも要因だとは思うのですが。

 

大藤:僕はXLとLの両方を持っていて、今日はショーツを穿いて横乗りな感じがいいかなっていう日はXLサイズを選んでみたり。

あるいは逆に、今日みたいにタックインしてちょっときれいめな印象に持っていきたい気分のときはLサイズを着たりしています。

着丈や身頃のバランスに変なクセがなくてちょうどいい塩梅で整っているんですよね。

だから、サイズ感によっていろんな表情を引き出しやすいというのは、着ていてすごく感じます。

 

髙橋:シルエットに関しては、流行に左右されないレギュラーフィットを大前提に考えました。

大藤さんのお話のように、気分によってサイズを使い分けていただけるようにという思いもありますし、オンとオフのどちらでも着られるシルエットであるという点も設計時に重視したポイントです。

特にこだわったのは、ネックのつまり具合と着丈。

ジャケットにインしたときに首元が緩すぎたり、着丈が長すぎたりするとだらしなく見えてしまいます。

ですので、製品化の前段階では、そうならないバランスを目指し、微調整を繰り返しました。

 

●どんな風にスタイリングしたいですか?

 

髙橋:お二人ともスタイリングのスペシャリストなのですが、ニュメロシスはどんな風に着こなしたい、あるいは着こなして欲しいと思いますか?

 

大藤:先ほどお話したことと少し重なりますが、僕の中ではヨーロッパからみたアメリカ的なものがスタイリングの軸になっています。

アメリカっぽい格好なんだけれども、欧州の繊細さも感じる。そんな装いが好きなんです。

その意味でいうと、ニュメロシスの白Tからは欧州とアメリカのちょうど中間的な薫りがする。

だから、僕の好きなスタイルにハマりやすいなっていうのはすごく感じています。

例えばこれがコットン100の白Tだと、アメリカの薫りが強すぎてしまう。

その点これは素材感にどこか繊細さがあるので、今日のコーデのようにサイズを落としてシャツの中に着てタックインしてもよく映える。

サラッとした着心地なので、ショーツでゆるく着るのも気分ですが、こうやってきれいめな印象に振ってあげるのも、自分の中の引き出しとしてありだなと思っています。

 

 

葛西:コットンポリという混率も、デザインの一部だという考え方ですよね。

素材感からコーデを考えるのも、アプローチのひとつだったりしますから。

僕の場合は、この生地の厚さに主役感があるので、シンプルな着こなしがいいんじゃないかなと思う一方、ジャケットやスーツの中に着てもいいんだよということを伝えたい。

そんな気持ちもありますね。

スーツを着る人の中には、まだまだ白Tは下着だと思っている人が多いかもしれません。

でも、それは違うよという提案をしたい。

このネックの詰まり具合で、シルエットもレギュラーフィットで王道感があるから潔く見えるんですね。

もっというと、この白Tにリーバイスの501とタキシードを合わせてしまってもいい。そういう感じもいけるなと思っています。

それも、このTシャツが変な小細工をしていない王道感を持ち合わせているからこそ、成立するアプローチです。

余談にはなりますが、そういったジャケットとの合わせも考えると、本当は黒やネイビー、グレーとかもいつかあったらいいなというのは、心の片隅では思っていますけど(笑)。

 

髙橋:確かにここ1、2年でテイラードジャケットにTシャツというスタイルは、劇的に浸透しましたね。

カラーバリエーションについては貴重なご意見として受け止めさせていただきつつ、まずは白Tの魅力をより多くの方に知っていただけるよう頑張りたいと思います。

 

本日はありがとうございました。

 

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